事業主が職場における優越的な関係を背景とした言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置等についての指針が参考になると思われるので示したいと思う。

5(2) 事業主は、職場におけるの原因や背景となる要因を解消するため、次の取組を行うことが望ましい。
なお、取組を行うに当たっては、労働者個人のコミュニケーション能力の向上を図ることは職場におけるパワーハラスメントの行為者・被害者の双方になることを防止する上で重要であることや、業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導については、職場におけるパワーハラスメントには該当せず、労働者が、こうした適正な業務指示や指導を踏まえて真摯に業務を遂行する意識を持つことも重要であることに留意することが必要である。
イ コミュニケーションの活性化や円滑化のために研修等の必要な取組を行うこと。
(コミュニケーションの活性化や円滑化のために必要な取組例)
① 日常的なコミュニケーションを取るよう努めることや定期的に面談やミーティングを行うことにより、風通しの良い職場環境や互いに助け合える労働者同士の信頼関係を築き、コミュニケーションの活性化を図ること。
② 感情をコントロールする手法についての研修、コミュニケーションスキルアップについての研修、マネジメントや指導についての研修等の実施や資料の配布等により、労働者が感情をコントロールする能力コミュニケーションを円滑に進める能力等向上を図ること。
ロ 適正な業務目標の設定等の職場環境の改善のための取組を行うこと。
(職場環境の改善のための取組例)
適正な業務目標の設定や適正な業務体制の整備、業務の効率化による過剰な長時間労働の是正等を通じて、労働者に過度に肉体的・精神的負荷を強いる職場環境や組織風土を改善すること。

やはり、 パワーハラスメントをなくしていくためにはコミュニケーション及び職場環境が重要であることがわかる。しかし、適正さを欠くコミュニケーションが現実には起こりうると思う。間違いを犯さない人間は存在しない。お互いが学びあい改善していけばよい職場が生まれ、 パワーハラスメントも減っていく。その結果、従業員が生き生きと働くことができ、業務効率が向上し、業績も上がると思います。

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