松本人志さんの性加害問題が話題になっていますね。この件で、自身の性被害を実名告発なさった元タレントの大塚里香(37)さんをはじめ、今後、この流れは広がりを見せることが予想されます。
当事者ではないので、どの程度の辛さなのかはどうしても想像の域を出ませんので言及することは難しいですが、私たち社会保険労務士は従業員採用のアドバイスや労使間のトラブルを未然に防ぐための仕組みづくりをサポートしているわけです。その立場から本音を突き詰めていきたいと思います。もしも労使間で同様の可能性があるとしたら、仕組みづくりの立場からは逃げるわけにはいかないのです。
性被害の女性の思いはどうあれ、松本人志さんを社会的に抹殺してしまうような結果を引き起こしているわけです。もし会社がこんな感じで事業が立ち行かなくなるかもしれないと思うと・・・・・・。人事担当者やそのコンサルティングをする社会保険労務士としては扱いに困ってしまいます。
被害を訴えることは否定されるべきではありませんが・・・・・・
労使関係のプロとして、だからこそ中立的な相談窓口を設けることをお勧めしているわけですが、もしもその相談窓口をすっ飛ばして会社に致命的なダメージを与える労働者かもしれないと思うと、処遇を考えざるを得ないでしょう。
被害を訴えるにせよ、もう少し方法というものがありませんかね?。正しいことをしているにせよ、何をしてもいいわけではありません。例えば、自宅前に違法駐車された車が邪魔だからと、叩き壊してどかすことは許されていないわけですよ。その程度の感覚も持ち合わせていない人間には恐怖を抱かざるを得ません。
本音のところ、どうですか? あらかじめ見極めたいですか?
労使トラブルを未然に防ぐと言う観点から、この種の人間を見極めたいとなりますと何らかの確認テストを行うべきでしょう。
この事案について、各々の意見を書いてもらうことも検討した方が良いかもしれません。
もちろん、非常にデリケートな案件になりますが、だからこそ踏み込んだ取り組みとして確かな効果が期待できます。
この記事は私が書きました
三重県出身。工場の派遣バイトの傍ら社会保険労務士の資格を取得。中途採用で地元商工会議所勤務を経て、労働局の窓口業務を通して様々な事例を経験。 非正規就労の悲哀と行政の仕組みを熟知しているシナジー効果を強みとし、皆様のサポートをいたします。