精神疾患のみを理由とする差別的な判断は許されないとされています。
精神疾患には様々な特性があり、精神科医といえども慎重な診断が求められる程にその見極めは難しいとされています。
社内秩序を乱す精神疾患に要注意
人材採用は、会社が必要とするスキルのみで判断すべきであり、病気(障害)の有無を理由にしてはいけないのですが……。精神疾患の場合ですと、社内秩序を乱す特性もあります。
精神疾患と言う病名と言うよりも「こんなタイプは危険」という意味で考えてみたいと思います。
失敗を“引き寄せる”人
人間、誰しも「承認欲求」があるとされています。それは、実績とか成功といったもので満たされるものでありたいものです。しかし、実績や成功と言うのは「人によっては困難」なようでして、失敗を引き寄せることで承認欲求を満たそうとするタイプがいるわけです。
一般に、成功には運の要素も入ってきます。不確定要素をうまく突破することでしか成功に辿り着けない。その意味で、成功は確実とは言えません。しかし、おかしなことをすれば失敗は“確実”です。
確実なことは、論評しやすいですし、分かりやすいです。
そして、失敗を笑うことで承認欲求を満たそうとする人もいるわけです。
そのような精神性は、病的なものと言えます。そういった特性をもつ精神疾患は、さすがに組織から排除しなければなりませんし、雇用してはならないでしょう。
この記事は私が書きました

三重県出身。工場の派遣バイトの傍ら社会保険労務士の資格を取得。中途採用で地元商工会議所勤務を経て、労働局の窓口業務を通して様々な事例を経験。 非正規就労の悲哀と行政の仕組みを熟知しているシナジー効果を強みとし、皆様のサポートをいたします。